ところで、今日12日は「お水取り」の本番の日、この日の深夜、東大寺の二月堂では若狭井(わかさい)という井戸から観音様にお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式が行われ、15日に満行を迎えます。これが済まないと大和には春が来ないと言われていますが、その後も寒い日があるということで、「寒さの果ても彼岸まで、まだあるわいな一切経」という言い回し(伝承歌)があるそうです。
調べてみると、一切経というのは、毎年4月8日に白毫寺(奈良市白毫寺町)で営まれる「一切経法要」のことで、「一切経法要が済むまでは、まだ寒い日もある。油断するなかれ!ということなんですね。
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